日本語では、それぞれ「リゾート地」「リゾートホテル」と言う様に呼称して、対象を明確にする事がある。
リゾート(リゾート地)には様々な形態があるが、その運営の仕方によっては二つのタイプが典型的である。
1つは、そのリゾートの大半が地元企業によって営まれているケース。


20世紀後半に入ると、富裕層や芸能人等がアスペンに住居や別荘を構える様になり、通りには高級ブランドのブティックが立ち並ぶ高級リゾート地となって行った。
因みに北海道の占冠村(しむかっぷむら)と姉妹都市。
もう1つは、そこに滞在中の殆どの楽しみが1つの企業によって提供されるもの。
代表は、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートである。
古代の最も有名なリゾートは、凡そ2000年前のイタリアのバイアエ (Baiae) であるとされる。
次いでイギリス人貿易商A.H.グルームが1895年(明治28年)に三国池の畔に別荘を建てたのを始まりとして別荘地が形成され、1903年(明治36年)に日本初となるゴルフ場が開場する等レジャー用施設が建てられた。
これ等は全て神戸外国人居留地の欧米人により行われた。
又、海浜避暑地は、宮城県の七ヶ浜(当時の仙台区の東方。松島の一部)において、1888年(明治21年)の海水浴場開場及び1889年(明治22年)からの外国人宣教師ら寄る別荘建設(高山外国人避暑地)が始まりである。
1987年(昭和62年)、カネ余りと内需振興の掛け声によりリゾート法が制定され、各地の地方自治体が民間企業と組んでリゾート開発を計画したが、その後のバブル崩壊等もあり、その殆どが頓挫し、又「大規模年金保養基地(グリーンピア)」等の公共リゾートの失敗も相俟ってリゾート法後のリゾート開発の時代は終焉を迎えてしまう事となった。
・・・今年から男児双子の辛抱ブレイブ&辛抱ビッグは小学一年生に進学した。
例に寄って、妻の辛抱ゆうちゃんが「双子小学生になったのよ!夏休み何処も連れて行かないの!」と厳しい目つきで激怒してしんちゃんに迫る。
しんちゃん「い、いや、そんな事は無い・・・」
ゆうちゃん「どうすんの!!?」
しんちゃん「でも仕事の都合で24時間以内に石川県に戻らないと…」
ゆうちゃん「そんなの影の女番長に頼めばいいじゃないの!」
しんちゃん「影の女番長には仕事教えたけど、暫くやらせてないしどうかなあ…」
ゆうちゃん「旅行に行く迄未だ時間あるから、その間に教えればいいじゃないの!」
しんちゃん「でも何処行く気?」
ゆうちゃん「ディズニーランドとか!」
しんちゃん「金が・・・」
ゆうちゃん「たく!」
しんちゃん「まあ行くなら北陸三県以外がいいなあ」
てな感じで進んだ。
で!
しんちゃん「北陸三県以外か・・・新潟・長野・滋賀・京都・岐阜・・・何処にすべきか」
ゆうちゃん「あ!子供が楽しめる事最優先で決めるのよ!」
しんちゃん「ヘイ・・・」
となれば温泉地では子供はつまらないし・・・参った。
するとたまたま観光案内本が手元にあったので読んだ。
ゆうちゃん「軽井沢とか清里はどう?」
しんちゃん「う~ん」
悩んでると
影の女番長「でもしんちゃん、そろそろ宿泊手続きしないと、泊まれないよ」
しんちゃん「ありゃ」
ゆうちゃん「これで『予約一杯で泊まれませんでした』とか言って逃げるのは駄目だからね!」
しんちゃん「・・・おおう」
それでヒーヒーしながら探していると、ある項目が目についた。
白樺湖の周辺に立地している為、宣伝等では「白樺リゾート」として紹介されている。
周囲約3.8キロメートル、面積約36ヘクタールの人造湖で、湖面標高は1,416メートル。
現在は観光開発が進み、白樺湖を中心とした一大リゾート地として知られているが、元は農業用水を確保する為建設された人工の温水ため池である。
2008年からは新たにカヌースクールが開催され賑わっている。
冬には、凍結した湖面上でワカサギ釣りが楽しめる(ここ数年はワカサギの減少により中止となっている)。
勿論、本来の目的である農業用溜池としても現役であり、茅野市北山にある110ヘクタールの水田に水を供給している。
直ぐ隣には遊園地の白樺リゾート池の平ファミリーランドが併設されているが、冬季は雪が降る為に休業している。
白樺リゾート池の平ファミリーランドでは毎年様々なイベントが開催される。
ファミリーランド横には複合美術館「世界の影絵・切り絵・ガラス・オルゴール美術館」があり、日本を代表する影絵作家藤城清治による作品や、ガラス・オルゴールの展示・販売が行われている。
お土産物では白樺湖限定のお菓子や「地ビール白樺蓼科」等が人気。
この白樺湖ファミリーランドが目についた。
プールもあるし、遊園地もあるし、大浴場もあるし、湖も傍にあるしゲームセンターやらカラオケやらボーリングやらと盛り沢山なので
しんちゃん「ここにすっか」
ゆうちゃん「予約とれるの!?」
しんちゃん「鎧武の部屋を予約する・・・もしもし?」
池の平「はい」
しんちゃん「鎧武の部屋1泊予約、大人2名子供2名したいのですが」
池の平「鎧武の部屋は3名しか泊まれません」
ゆうちゃん「どうすんの!!!」
池の平「ベッドに二人寝るのでしたら可能ですが」
しんちゃん「じゃあそれで」
池の平「只、鎧武のグッズは一人分しか・・・でも2名分料金払うのであれば用意出来ますよ」
しんちゃん「一人だけでは可哀想だ。ならそれで」
池の平「合計で約8万円です」
しんちゃん「へい」
ゆうちゃん「食事がバイキングなのは辛いわ。双子飛び跳ねて食べられないかも…」
しんちゃん「もう予約したし、レッツ・ゴーだ!」
で、池の平ホテルに赴く事となった。

かほく市から小矢部インターから上田管平インターへ高速を走り、下りて千曲川を渡り、マルメロの駅を横切り、カレーとソバの店・ウォールデンを横切り、約1時間かけて白樺湖に到着し、池の平ホテルに着く。
ホテルは確かに一昔前のおしゃれなリゾートホテルみたいな作り。
ベルボーイが恭(うやうや)しくお出迎え。
車は前にある駐車場に停める。
午前9時10分にかほく市を出発し、午後2時20分に到着した。
いや、遠いなあ・・・
宿泊場所は池の平ホテルのアネックス館。
事前にHPや宿泊感想を幾つか確認していた辛抱しんちゃんは、池の平ホテルのいい噂・悪い噂両方知ってたが、知らないゆうちゃんは
ゆうちゃん「何か汚い」
しんちゃん「こんなもんじゃない?鎧武も部屋にあるし双子大喜びじゃん」
ゆうちゃん「風呂ちっさ!トイレちゃちぃ!」
しんちゃん「風呂は大浴場がある」
ゆうちゃん「それはそうと先ずはプールに行こう」
それでプールに行き4人で遊んだ。
家族連れが大勢いて、室内にスライダーもあるし、温水で暖かいし深さは浅いし子供大喜び。
でも
しんちゃん「あっついなあ。子供は喜ぶけど、これは小学一年生だからだろう。こじんまりとしたプールだね」
1時間ぐらい遊べば十分なプールだった。
その後5時から夕食バイキング。
これが種類は豊富だし、量は腐る程あるし食べ放題でもう大満足でした!
なのに
ゆうちゃん「お酒飲みたい」
しんちゃん「え?でも飲み放題だと高い」
バスボーイの女性「3杯飲めばモトとれますヨ(外国人のコウさんだから日本語がたどたどしい)」
ゆうちゃん「じゃそれ」
しんちゃん「俺の意見は?」
案の定
ゆうちゃん「・・・おなか一杯でもうお酒要らない」
しんちゃん「言わんこっちゃない。3杯は飲めよ!」
何とか二人共サワーで流して3杯クリアさせた。
二人で三千円余計な出費だった。
それと、予想通りブレイブが脱走して飯どころでは無かったが、自動的に戻って来たのでホッとした。
夕食後、大浴場で入浴。
ブレイブはしんちゃんと、ビッグはゆうちゃんと女湯。
しんちゃん「ブレイブいいなあ。女湯かよ」
ゆうちゃん「黙れ」
しんちゃん「ち」
大浴場はブレイブが喜んでいた。
只、本当にふつ~の温泉な感じを脱して無かった。
只の温泉浴場ですよ~てな感じ。
入浴後はお土産を買いに行く・・・然し遠い!
アネックス館の鎧武ルームから大浴場は遠かった!
これでゆうちゃんが又拗ねる。
ゆうちゃん「もー嫌、遠い!」
確かにしんちゃんですら足が疲れる程広く遠い。
それでもお土産を買う・・・職場のみんなに1個、影の女番長と雀斑(そばかす)さんと、パーマメガネさんに各1個ずつ、新人のウエスト君に1個、しんちゃん&ゆうちゃん実家に1個づつ、それにしんちゃん家自身のお土産に、双子が便乗して「これちょーだいー!」とどうでもいい西洋剣キーホルダーにアナ雪のぬいぐるみを買わされた。
翌朝もバイキング。
これも又旨かった。
景色も白樺湖が見えるレストランなので、見晴らしもいい。
朝食後は風呂。
その後チェックアウト。
するとゆうちゃんが
ゆうちゃん「三人(影の女番長&雀斑さん&パーマメガネさん)にアイスパンお土産にするの!」
しんちゃん「何だそれは」
ゆうちゃん「佐久市にあるの!テレビでやってたの!」
しんちゃん「フロントに聞いたらホテルから山越えて1時間かかるぞ」
ゆうちゃん「ムカ!じゃいい!」
しんちゃん「怒ると宥めるのが大変だ。分かった行こう」
ブレイブ「(湖で)ボートはあ~!」
ゆうちゃん「パン買ってから!」
で、約50分かけてパン買って、買って直ぐヤマト運輸に行って冷凍便で石川県に発送して、又池の平リゾートに戻る。
それで白樺湖でボートに乗るのだが
ゆうちゃん「私乗らない!しんちゃん二人連れて行って」
しんちゃん「重いし乗ると沈むからな」
ゆうちゃん「ギロ」
しんちゃん「ブレイブ!ビッグ!行くぞ!」
それで1800円払いスワンボート30分(正味20分)漕いだ。
中々楽しかったし、大きさの割にスワンボートが進む。
小学生でも操れるし(小学生はライフジャケット着用)いいと思う。
ボートおりたらさあかほく市に帰ろうとしたら
ブレイブ「未だ遊ぶ!」
しんちゃん「コラ、帰るよ」
ゆうちゃん「ビッグがあっち行った!」
しんちゃん「追いかけろよ!」
ゆうちゃん「しんちゃんの仕事でしょ」
しんちゃん「ヒー」
ビッグが勝手に遊園地に行く。
ビッグ「ここであそぶー!」
しんちゃん「駄目!帰る!」
ビッグ「ギャギャー!やー!」
そう言うとサッサと園内に入ろうとする。
係員「券買って」
しんちゃん「・・・へい」
仕方無く3人分買う。
それでビックリハウスとトランポリンとくるくるタワーとノロッコに乗らせる。
ボブスターとスペースセブンは身長が足りないので乗らせなかった。
その代わりブレイブから大ブーイングを受けた。
ブレイブ「パパ乗らないの~!」
しんちゃん「目回るし怖いの嫌い」
ブレイブ「パパいやー!」
父の面目丸潰れである。
で、どうにかこうにかして漸く双子を遊園地から出させゆうちゃんの待つ車迄行く。
ゆうちゃん「遅いね」
しんちゃん「何でゆうちゃん来ないの!」
ゆうちゃん「歩くと疲れる」
しんちゃん「だから太る」
ゆうちゃん「帰れ」
まあどうにかこうにかかほく市への帰路につけた。
途中、ウォールデンでソバを食べた。
しんちゃんはダッタンそば、双子はカレーうどん、ゆうちゃんはカレー南蛮を屋外席で食べた。
然し正直そんなに美味しいとは思わなかった。
これなら石川県のカレーやソバの方が美味しいと思う。
途中で野菜直売所で林檎二つ桃二つ信濃大根一つ買う。
更に途中、マルメロの駅にある「ながえ」と言う和菓子屋でおやきを食べる。
しんちゃんはクルミ餡おやき、ゆうちゃんは茄子と餡子のおやき。
で、漸くインターに辿り、小矢部まで行く。
行きも帰りもツタヤでDVD借りてたので観乍ら帰る。
ケロロ軍曹最終回、じゃりんこチエ最終回、相棒ファーストシーズン最終回、8時だヨ全員集合、グロイザーX最終回、トレインヒーロー第一話、ポケットモンスターキュレム対ケルディオ、トリコグルメアドベンチャー、シュレック2、ゲド戦記等を観た。
他にもワイルドスピードやスマイルプリキュア最終回、映画海猿ラストメッセージ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ夕日のカスカベボーイズ、怪談レストラン6、映画あたしンち、ダンボール戦記第一話、ガラスの仮面ですが、内村プロデュース創世記等借りたが、殆ど観れなかった。
ちと借り過ぎた・・・
石川県に着いたら19時。
津幡の寿司屋で夕食して家に帰る。
・・・今回の池の平ホテルは中々良かった。
石川県にあんなリゾートは無い。
強いて言えば、手取りフィッシュランドと芝政と金沢ゆめの湯を足してビジネスホテルをかけて3で割った感じのホテルだ。
金沢サニーランドを更にレベルアップさせて、卯辰山全体をリゾート地にしたら匹敵出来るって感じ。
流石百年前から着々と建設して来ただけの事はある。
然し現実問題、子連れで行くのなら満足だろうが、カップルとか熟年が行くとなればちょっと合わない気がする。
そんな人は周辺のペンションやホテルで泊まれば宜しいだろう。
今回の評点
部屋:30点…古い、汚らしい。但し掃除はちゃんとしてる。
食事:80点…種類・量が豊富。これは満足だ。
接客:90点…唯一気になったのはレストラン業務員が愛想足りない。
施設:65点…おおそよ何でもあるので一折遊べて満足だが、広く浅くなタイプなので中学生以上は飽きるだろう。
その他:50点…可もなく不可もない。自社の宣伝には余念無いが、白樺湖やら地元ネタが少ない。
総合:70点…集団で泊まるとか、家族で行くとかだと疲れる程遊べるし食べれて満足だと思う。
又行きたいと思う。
それに周辺の牧場やら施設等も行きたい。
山の幸も堪能したいし、是非暇が出来れば行きたい。
但しゆうちゃんは「もういいや、歩くの疲れて大変」らしい。
冬はスキーも出来るし、長野県はまだまだ見る場所が多い。
行きたいなあ又何時か・・・