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Channel: 辛抱しんちゃんのブログ13~俺は本物を掴む迄兎に角やるんだ
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SPecial Executive for Counter-intelligence, Terrorism, Revenge and Extortion「対敵情報、テロ、復讐、強要の為の特別機関」

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かか


かか

 エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(Ernst Stavro Blofeld)はイアン・フレミング原作の『ジェームズ・ボンド』シリーズに登場する悪役(スーパーヴィラン)。
 世界征服を狙う悪の天才であり、世界規模の犯罪組織「スペクター」(SPECTRE, SPecial Executive for Counter-intelligence, Terrorism, Revenge and Extortion、「対敵情報、テロ、復讐、強要の為の特別機関」)の首領を務めており、イギリス秘密情報部の諜報員ジェームズ・ボンド の宿敵でもある。
 ブロフェルドはスキンヘッドの姿がよく知られているが、彼は屡(しばしば)変装したり整形手術により容姿を変えたりしてボンドの前に現れる。
 又、映画版では常に白いペルシャ猫を膝の上に抱きかかえながら登場し、初期(『サンダーボール作戦』迄)は猫を撫でて毛づくろいをする手だけしか観客の前に姿を見せなかった。
 白猫を撫でるブロフェルドは様々な映画等でパロディにされている(『オースティン・パワーズ』シリーズの悪役ドクター・イーブル等)。
 ブロフェルドは007シリーズの映画6作とシリーズ外の1作でその姿を見せている
 『ドクター・ノオ』、『ロシアより愛をこめて』等、小説にてソヴィエト連邦の秘密機関スメルシが背後にいた陰謀が映画ではスペクターが黒幕となっている作品が多い。
 ブロフェルドを含めスペクターの幹部達はナンバーで呼ばれており、失策をした者に対しブロフェルドは容赦無く死の罰を与える。
 又、自分そっくりの容姿をした替え玉(ペルシャ猫とセット)を複数用意しており、ボンドらを苦しめた。
 『女王陛下の007』のラストでボンドの妻となったトレーシーを殺すが、次の『ダイアモンドは永遠に』では遂に最期を迎える。
 但し『ダイヤモンドは永遠に』ではっきりとは死が描写されておらず、『ユア・アイズ・オンリー』では人物がブロフェルドだとは明言されていないので、ブロフェルドが死んだと言う確証は無い。
 アンソニー・ドーソン(声:エリック・ポールマン)
 アンソニー・ドーソン(声:エリック・ポールマン)
 ブロフェルドの最初の登場はシリーズ第二作『ロシアより愛をこめて』で、その次が第四作『サンダーボール作戦』である。
 両作でブロフェルドはその顔を現さず、最後の出演者クレジットでも俳優の名はクエスチョンマークで伏せられた。
 彼は背広姿で椅子に座って白いペルシャ猫を撫でており、見えるのは殆ど手と猫だけであったが、これは後に非常に多くの模倣やパロディを生んだ。
 『007は二度死ぬ』(1967)
 『女王陛下の007』(1969)
 ブロフェルドは上記の三作で準主役級となり、その顔をスクリーンに現す。
 『二度死ぬ』では当初チェコ出身のコメディ俳優ヤン・ヴェリフが起用されていたが、イメージ面で温和すぎ、ミスキャストとの指摘が監督、スタッフから続出。
 数シーン撮影の後降板となり、急遽プレザンスに交代となった。
 初お目見えのブロフェルドはスキンヘッドで顔の右側に縦の傷跡があり、ぎょろりとした青い目の中年の男で、立襟の上着にペルシャ猫を抱いていると言う姿であった。
 然し、その後は毎回異なる俳優が演じた為、顔も性格も毎回異なった。
 『二度死ぬ』で顔の右側についていた長い傷跡は後の二作には無い。
 『女王陛下の007』では耳朶(みみたぶ)が欠損している。
 『ダイヤモンドは永遠に』では髪は銀髪でふさふさとしている。
 フレミングの小説では、ブロフェルドはボンド達に気付かれ無い様毎回整形手術等で容姿を変えているとされており、これに沿った変貌振りである。
 因みに、『ダイヤモンドは永遠に』でブロフェルド役を演じたチャールズ・グレイは『007は二度死ぬ』においても端役として出演している。
 :ジョン・ホリス(声:ロバート・リエッティ)
 本作でのブロフェルドの登場はアヴァンタイトル(タイトルが出る前の冒頭部)である。
 電動車椅子に座わってペルシャ猫を抱いた禿頭の男(顔ははっきりとは見えない)が、ボンドの乗ったヘリコプターを遠隔操作し墜落させようとする。
 然し、ボンドは手動操縦に切り替えて男をヘリコプターのスキッド先端で車椅子毎摘み上げ、工場の煙突へ落下させる。
 ブロフェルドと「スペクター」は、ケヴィン・マクローリーとショーン・コネリーによって製作された『サンダーボール作戦』リメイク版である本作にも登場した。
 演じるマックス・フォン・シドーは口髭・顎髭に蝶ネクタイの背広と言う姿であった・・・

 『007 スペクターは、イーオン・プロダクションズ製作による映画『007』シリーズの24作目。
 監督はサム・メンデス、ジェームズ・ボンド役は4度目となるダニエル・クレイグである。
 2015年10月26日ロンドンでプレミア上映され、11月7日アメリカ、そして日本では12月4日に公開された。

 ・・・メキシコシティで催されている「死者の日」においてジェームズ・ボンドは建物の屋上から窓越しにスキアラと言う男に銃口を向け発砲、爆発による混乱の中でヘリコプターに搭乗したスキアラを追い詰め最終的に突き落とし彼の手からある紋章が刻まれた指輪を盗み出す。
 MI6本部に戻ったボンドはMにメキシコシティでの事態を叱責され暫くの間謹慎命令を下される。
 その後前作での"スカイフォール"での出来事で燃え残った残骸を持って来たマネーペニーにメキシコシティでの出来事が前作で落命したMからの遺言である事を明かす。
 それから暫くして彼は自室で残骸の中から見つけ出された一部の燃えた写真を意味ありげに見ていた。
 その後ボンドはQ課からアストンマーチン・DB10を持ち出し、前任のMの遺言通りローマに向かいそこでスキアラの未亡人であるルチアに近づく。
 初めは夫を殺した張本人と言う事もあり不信を抱かれるも彼女を誘惑したボンドは命を助ける事と引き換えにある組織の秘密会議が行われる事を聞きその場所に向かう。
 潜入したボンドはそこで組織の首領がフランツ・オーベルハウザーと言う男だと知るものの会場で自らの存在がばれててしまい組織の一員であるMr.ヒンクスに追跡される。
 ヒンクスとのカーチェイスの末、DB10を川に沈めてしまうも逃げおおせたボンドはマネーペニーとの連絡により前々作で対峙したMr.ホワイトがカギを握っている事を掴む。
 ボンドはホワイトの潜伏先でオーベルハウザーと対立した事で携帯電話にタキシンを仕掛けられ死に瀕した彼の姿を見つける。
 ホワイトは組織が世界規模で暗躍する巨大犯罪シンジケートである事、組織から命を狙われている娘のマドレーヌ・スワンを助けるのと引き換えに彼女が手掛かりとなる「アメリカン」の居場所を教えると告げ、ボンドが渡した銃で自決したのだった。
 一方、ロンドンではMI5の新責任者であるCことマックス・デンビーがボンドの行動を問題視し彼が「時代遅れ」と評している00部門の機能を停止させMI6をMI5に吸収させる事を画策しておりMは対応に追われていた。
 更に東京での世界会議で9か国の情報網の統合案の投票が開始され、後に反対票を投じていた南アフリカでテロが発生した事により案が通過してしまう事態となった。
 マドレーヌが勤める医療施設を訪れたボンドは彼女に接近するがそこで彼女はヒンクスらの襲撃を受ける。
 マドレーヌを襲撃から救出したボンドは最初こそ拒絶されるも行動を共にするしか生き延びる術は無いと説き行動を共にする。
 その後マドレーヌから組織の名称が「スペクター」である事を告げられたボンドはホテルで落ち合ったQの協力によりこれ迄自身を襲った悲劇がスペクターの仕組んだものである事を突き止める。
 当初「アメリカン」が特定の人物を示す言葉だと想っていたボンドはマドレーヌからそれがホテルの名前だと告げられる。
 ホテル・アメリカンはMr.ホワイトが新婚旅行で訪れて以来、毎年家族旅行で訪れていた思い出の場所だった。
 早速ホワイトの行きつけの部屋で手掛かりを探すボンドだったが、見つかったのは一本の酒だけだった。
 半ば諦めかけたボンドだが、一匹のネズミが逃げ込んだ壁に貼り付けられていた絵がずれている事に気づき壁を破壊、隠し部屋を発見する。
 そこでボンドとマドレーヌは、ホワイトがオーベルハウザーを追跡し続け、拠点となっている場所の座標も発見する。
 座標の数字を地図と照らし合わせると、そこは北アフリカの砂漠のど真ん中だった。
 マドレーヌと共にスペクターの秘密基地に向かうボンドは途中ヒンクスと再度対峙する事となるも何とか蹴散らし基地に到着する。
 そこで再度オーベルハウザーと対峙したボンドはコールセンターの様な施設に案内されそこでオーベルハウザーからCの提唱する情報網統合案「ナイン・アイズ」が目的である事を告げられる。
 その事を聞かされたボンドはCもスペクターの側についていることを悟るが直後オーベルハウザーの部下に昏倒させられてしまう。
 意識を取り戻したボンドは拷問台にかけられながらオーベルハウザーからボンドから告げられたのは少年時代の登山事故において彼がボンドの父を殺し彼自身の死をでっち上げた事と「エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド」を名乗っている事だった。
 事実を聞かされたボンドは直後に脳に細長いドリルを突き刺される拷問にかけられるがマドレーヌの機転と咄嗟の隙を突いてQの開発品により窮地を脱して、彼女と共に逃げおおせ基地を爆破させた。
 その後ボンドとマドレーヌはロンドンに戻りM、Q、マネーペニー、タナーと落ち合い、Cの身柄確保とナイン・アイズがその日の24時に稼働するのを阻止する事を計画する。
 行動を共に出来無いと告げたマドレーヌを除く面子が行動に動くもCの配下が急襲し、Mは何とか逃げおおせQ、マネーペニー、タナーと合流出来たもののボンドが前作で爆破され解体が予定されている旧MI6本部に拉致されてしまうがボンドは配下を倒し本部建物内に足を進める。
 そこで基地爆破により顔を負傷したブロフェルドと防弾ガラス越しに対峙したボンドはマドレーヌを拉致した事と3分後に建物が爆破させられる事を告げられる。
 一方Qはナイン・アイズのプログラムのハッキングに成功し、MはMI6新庁舎内でCと対峙の末に彼を突き落とす。
 その後落ち合ったM、Q、マネーペニー、タナーの目の前で旧MI6本部が跡形も無く爆発するがマドレーヌを見つけ出し救出していたボンドはボートで脱出していた。
 そしてボンドはヘリコプターで逃走するブロフェルドを追跡、発砲しヘリコプターはウェストミンスター橋に墜落する。
 ヘリコプターから負傷したブロフェルドが抜け出すもボンドが目の前に立ちはだかり銃口を突き付ける。
 ブロフェルドはボンドに殺す様述べるが彼は銃弾を抜き銃を捨ててマドレーヌの所に向かったのだった。
 その後Mによりブロフェルドの身柄が確保される。
 後日、Q課に引退した筈のボンドが姿を現す。
 驚くQを前に彼は前作で大破し修復されていたアストンマーチン・DB5を取りに行き、そしてマドレーヌを助手席に乗せ何処かに走り去って行った・・・

 辛抱しんちゃんの感想としては「CG使っていないものの、イタリアやらメキシコやら世界中飛び回ったり、ボカボカ建物爆破したりと結構お金かかってそう。でも脚本に関してはクレイグボンドの中では一番つまらなかったかな~。それに今回のラストシーン観た限りではダニエル・クレイグがボンド卒業したとしても辻褄合ってるな~」って思いました。

 『007/スカイフォール』と同じ監督作品なんだけど、今回は突っ込み所が結構ある。

 メキシコにいた時、同伴(?)してた女に「直ぐ戻る」とか言ってた割に、ヘリでどっかいっちゃうし、009に支給される予定だったアストンマーチンDB10はイタリアの川に沈めたのは「勿体無い」と思ったし、スカイフォールで燃え残った残骸とかあったけど、殆ど話に絡まない(オーベルハウザーとその父とボンドの3ショットの写真)し・・・第一、ボンドは義理の兄的存在のオーベルハウザーについてどんな感情を抱いていたかとか、オーベルハウザーの父についてどう思っているとか全然語らないし・・・ヒンクスって奴がいるんだけど(分かり易く言えば『007/私を愛したスパイ』のジョーズみたいなしつっこい殺し屋)、デカイ癖に存在感がザコ(イタリアでボンドとカーチェイスする程のドライバーなんだけど…)なのが悲しいし、『007/慰めの報酬』のMr.ホワイトが話のキーマンの一人なんだけど、「いたっけそんなの?」的キャラだし、MI5のCが非常に存在感からして小悪党過ぎるし、モロッコにあるホテル『アメリカン』の部屋に隠し部屋があったのだって、電気通ってるし、多少古いけどコンピュータがあったりしてるが、そんなんホテルマン何も気づかないのか(Mr.ホワイトが「触るな」と脅していたのかも知れないが)、オーベルハウザーの拠点に行くのに豪華列車で行くのだけど、これって『007/ロシアより愛をこめて』のオマージュなのか?とか、辺鄙な駅に降りたらオーベルハウザーの使いが車よこすのだけど、ロールスロイスでやって来たのだが、砂漠にロールスは車傷めないのかとか、オーベルハウザーにドリルで穴開けられる拷問をされる割にそんなにボンドがダメージが無いのはボンドタフ過ぎるだけなのかとか、マドレーヌがロンドンでボンドに「あなたにはついていけない」とか言ってボンド振っちゃう


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