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Channel: 辛抱しんちゃんのブログ13~俺は本物を掴む迄兎に角やるんだ
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下痢の「痢」の漢字って、一文字だけで「腹下し」の意味を持つ。但し「やまいだれ」の漢字は全て病気に関係するので…

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腸
 いや~汚い話だが、下痢で苦しい。
 まあ、辛抱しんちゃんのブログは、高尚(?)な話題から下種な話題迄ゴッチャに話題を取り上げる・・・皆平等に取り上げているので、今回も邪険にせず取り上げてみたい・・・
新宿 咳
 
 下痢は、健康時の便と比較して、非常に緩いゲル)状・若しくは液体状の便の事である。
 主に消化機能の異常により、人間を含む動物が患う症状である。
 軟便(なんべん)、泥状便(でいじょうべん)、水様便(すいようべん)とも言う。
下痢と便秘(水分量)
 東洋医学では泄瀉(泄は大便が希薄で、出たり止まったりする事。瀉は水が注ぐ様に一直線に下る)とも呼ばれる。
 軟骨魚類両生類爬虫類鳥類及び一部の原始的な哺乳類は、下痢と良く似た軟らかい便を排泄するが、それ等の排泄を指して「下痢」とは呼ばない。
 それ等の生物は、消化器官の作りが原始的であったり、全排泄(出産産卵をも含む)を総排泄腔直腸・排尿口・生殖口を兼ねる器官。総排出腔を持つ動物では、消化管<腸管>の末端である糞管<肛門管>、泌尿器からの輸尿管生殖器からの生殖輸管<卵管精管>の全てが、共通の室<腔部>である総排出腔に開口する)で行う事から、便の柔らかい事が常態なのである。
 発展途上国では主な死因の一つとなっている。
 2004年には世界で約25億人が下痢に罹患し、150万人の5歳以下の子供が死んでいる。
 これ等の患者の半分以上がアフリカ及び南アジアに在住している。
 20年前には500万人に1人が毎年死亡していたが現在では改善しつつある。
 これ等の年代では、下痢の死因は全体の16%を占め、肺炎の17%の死因に次いで第2位の死因となっている。
「下痢」が発生するメカニズム
 通常、便は大腸内にて水分ミネラル因みにミネラルは人体で作り出す事が出来無いので必ず接種せなアカン栄養なので)を吸収された上で排出されるが
 何等かの原因で水分を多分に残したまま便意を催して排便される事がある。
 更に重症な場合は、逆に腸壁から腸管内に水分が排出される。
 これが下痢である。
 大人は乳糖分解酵素の活性が失われ、乳糖を分解、吸収出来無い為大腸内での乳糖の濃度が高まると大腸内の浸透圧も高まり、大腸内で多量の水分を保留する事となり、これが下痢を引き起こす。

 ヒトでは、ラクターゼは小腸腸絨毛(小腸上皮細胞)に多く存在する。
 ラクターゼはに含まれるラクトースを加水分解するのに重要な酵素であり、この酵素の欠乏は乳糖不耐症を引き起こす。
 乳糖不耐症とは、消化器系統で乳糖(ラクトース)の消化酵素ラクターゼ)が減少して生じる不耐に関する諸症状の事。
 多くの場合、消化不良や下痢等の症状を呈する。
 乳糖不耐症は、小腸でのラクターゼの働きに問題がある為に起こる。
 ラクターゼの活性が低い所に乳糖を含んだ牛乳の様な食物が来ると、その乳糖を上手く分解出来ず、分解出来無かった乳糖は吸収する事が出来無い。
 結果、腸管の中に乳糖が残ってしまう事で乳糖不耐症の諸症状が発生する。
 これは健康であっても、哺乳類であれば起こり得る現象である。
 つまり、乳糖不耐症の根本的な原因は哺乳類の性質だからと言う事も出来る。
 ヒトの場合、歴史的に大量に乳製品を摂取して来た民族を除き、大抵の大人の腸内ではラクターゼの分泌が少ない事が知られている。
 このラクターゼの分泌が少ない個体に、乳糖の不耐が発生する。
 但し、ヒトの乳糖不耐症者の場合、ラクターゼが全く存在しない場合もあれば、存在しても十分量が無いだけの場合もあるので、一口に乳糖不耐症と言っても、乳糖の許容量には個体差が見られる。
 この為に、乳糖に対する不耐が起こっていたとしても、乳糖を含む食品の摂取量が十分に少ない為に、自覚症状が無い者もいる。
 この乳糖不耐による自覚症状が無い者も含めて、ラクターゼの活性の低下が見られる場合は乳糖不耐症としてカウントし、乳糖(主に牛乳の摂取)の有害性を主張する例も見られる。
 然し、自覚症状が無い場合は、常識的な量を摂取している限り、健康上の問題は生じないとされる。
 尚、食物アレルギー牛乳アレルギー)やガラクトース血症は、乳糖不耐症とは全くの別物として明確に区別する必要がある。
 乳糖不耐症は、小腸にラクターゼが存在しないか、存在しても十分で無い為に、乳糖を分解出来無い、又は、十分に分解出来無い事が原因で起こる。
 乳糖は二糖類の1種であり、このままでは吸収する事が出来無い。
 ラクターゼによって乳糖がグルコースガラクトース加水分解される事で、初めて小腸での吸収が可能になるのである。
 乳糖不耐では屡(しばしば)下痢が発生する。
 これは、乳糖の水への溶解度はそれ程高い訳では無いものの 、それでも水に溶解するので、分解される事無く小腸を通り過ぎた乳糖は、大腸内の浸透圧を上げてしまう。
 すると腸壁から水分が染み出し、便が軟化して浸透圧性下痢が発生するのである。
 更に、腸管内に住む微生物には乳糖を利用する事の出来る種類もいて、その働きによって、乳酸二酸化炭素が発生する。 これ等の酸により便のpHが6を下回ると、大腸を刺激して、その蠕動運動を強めてしまう事も下痢の原因となる。
 更ににこれは、腹痛腹鳴等の原因にもなる。
 又、腸管内で発生した二酸化炭素等は気体となる為、腹部膨満を感じる場合もある。
 これ等の「下痢」の挙動は狭義のオリゴ糖(難消化性)を摂取した時と同一であるが、こち等では「腸内環境の改善」と表現される事が多い。

 糖アルコールである甘味料の多く(例えばマルチトールソルビトール等)も分解、吸収出来無い場合が多い為、大量に摂取した場合に同様のメカニズムにより下痢が引き起こされる。
 エリスリトールは体内に吸収されるので下痢が起き難い。
 大量のマグネシウムの摂取も人体に大量に吸収されない為同様のメカニズムにより下痢が引き起こされる。

 下痢になる原因として

 食べ過ぎによる消化不良  

 早食いによる消化不良  

 就寝前に食事をした場合による消化不良  

 腐敗した物を食べた事に寄る食中毒  

 冷たい物の飲み過ぎや食べ過ぎ  

 飲酒した日の翌朝  

 早朝からの冷えた飲料の摂取  

 コーヒー辛い食品といった刺激物の大量摂取  

 腹を冷やしたり、食後にベルトを締め付け過ぎた時等  

 乳糖不耐症の者が牛乳の様な乳糖を含む食品を多量に摂取した場合  

 人工甘味料を大量に摂取した場合  

 を大量に摂取した場合  

 マグネシウムを過剰に摂取(マグネシウムを豊富に含む豆乳を大量摂取、マグネシウムを多く含む薬剤を摂取)した場合

 外国で日常食べ慣れない物を多量に摂取した  

 毒キノコや貝毒等の有害物質による食中毒 

 O157腸管出血性大腸菌:enterohemorrhagic Escherichia coli<EHEC>の、O抗原157番の大腸菌)、アメーバ赤痢ノロウイルスひどい下痢だもしかし... - 馬超曰く - はてなセリフロタウイルスアデノウイルス等の細菌ウイルスに経口感染して起こる食中毒  過度の精神的ストレス

 が挙げられる。

 急性のものと慢性のものに大まか分けられる。
 発症から二週間以内のものを大体急性のものとして扱う。
 ウイルス性のものである可能性が高い。
 殆どの場合、自然に治癒する。

 下痢は、消化能力の機能低下や、毒物の服用・何等かの感染症によって発生する症状である。
 便が非常に柔らかくなる以外の主な症状としては、
 虚血は、動脈血量の減少による局所の貧血
 阻血に同義。
 乏血或いは全身性の貧血(一般的に貧血と呼ばれる現象)と区別して局所性貧血呼ばれる事もある。
 虚血はその原因により、閉塞性虚血圧迫性虚血痙攣性虚血代償性虚血に大別される。
 虚血が持続すると細胞の変性、萎縮、線維化が生じる。
 虚血では血流が完全に遮断される為に解糖の基質の供給が妨げられる為、虚血に陥っている臓器では解糖の基質の枯渇により細胞内代謝物の蓄積が生じる。
 等が挙げられる。
 特に大腸での水分吸収が行われない為に生じる脱水症状は危険である。
 又、骨盤内の腹膜炎は、頻回の便意をもよおす事があり、これを「下痢」と感じる事がある為、気をつける必要がある。
 他にも、上部の消化管出血(特に十二指腸からの出血)は吐血では無く下痢便として排泄される事がある為、注意が必要である。

 脱水症状は特に細胞外液脱水になり、塩分等のミネラル分等の消耗も起きるので電解質代謝異常を来す。
 便は通常アルカリ性なので体液の酸アルカリ平衡酸性に向かいアシドーシスとなって、体液が酸性に傾きアシデミアになり易い。
 これは嘔吐の際に、酸性の胃液を吐く為平衡がアルカリ性に向かいアルカローシスになって、体液がアルカリに傾くアルケミアになり易い事と対比すると分かり易い。
生体の血液の酸塩基平衡
一定の水素イオン指数ことpotential hydrogen:pH (7.4) に
なる様に保たれている。
平衡を酸性側にしようとする状態をアシドーシス
平衡を塩基性側にしようとする状態をアルカローシスと言う。
血清pHが7.4未満になった(低下した)状態をアシデミア
7.4より上になった(上昇した)状態をアルカレミアと言う。
共に全身の細胞にとっての環境の異常であり
高度なものでは呼吸抑制から死に至る事もあると共に
これ等のpH異常は呼吸不全腎不全
重篤な疾患の結果として生じる為治療の指標になる。
このpHの測定は血液ガス分析
血液中に含まれる酸素二酸化炭素の量
或いは pHを測定する検査。通常は動脈血を測定する
によって成される。
 又、脱水が高度になると循環血流量が減少する為、多臓器不全(腎不全等)やショック意識障害を招く事もある。

 下痢の際には通常より多くの水分が失われる為、それを補填する為に多目の水分補給が必要である。
 浸透圧の問題と、ナトリウムの吸収経路の問題(ナトリウムのトランスポーターはグルコースと共輸送のものがある為)から、家庭では、温かい「極薄い」味噌汁スポーツドリンク等を小まめに少しずつ取ると良いと言われる。
下痢の時は
 脱水症状は重篤になる事もある為、水分補給は気をつけて行う必要がある。
 食事を取らない場合は、一日2000mLを目安に少しずつ飲むと良い。
 尿量が「何時もくらい出る」と言うのも一つの目安になる。
 東洋医学に寄ると、冷やした飲み物は望ましく無いとされている。
 西洋医学においても、冷たい飲み物は胃腸に刺激になる為、避けた方うがいいと考えられる。
 医療機関においては、嘔吐等により経口摂取が不可能、又は経口では不十分にしか摂取出来無いと判断されると、経静脈輸液を行う。
 何時もの下痢が突然起きた場合には、下痢止め薬を服用すると良い。
 梅干等も効果があるとされている。
 食中毒等の感染症に伴う下痢は、病原体を速やかに排出する防衛作用であり、無闇な下痢止め処置はかえって病状の悪化を招く為、服用すべきで無い。
 「何時もの下痢」でも異常に下痢が続く場合や症状が急変した場合は直ぐに医師に相談すべきである。
 予防も含め、東洋では下痢に対しては腹部を冷やさない様にする事が大切であるとされている。
 不快感を軽減する事も出来る為使い捨てカイロ粉の酸化作用を利用したカイロであり、不織布や紙の袋に空気中で酸化発熱する鉄粉を入れた物が一般的である。その他、通常触媒として鉄の酸化を速める食塩とそれを保持する高分子吸水剤、酸素を取り込む為の活性炭、鉄の錆びを促進する、水を保水する為のバーミキュライト農業園芸に使われる土壌改良用の蛭石を800℃程で加熱風化処理し、10倍以上に膨張させた物>が入れられている。安価で簡便な事等から現在カイロの主流となっている)の様な発熱体を腹部にあてがう事も役に立つ。
 ファッションの趣味として、腹部を露出する事を好む者の場合、下痢になるリスクが高い為飲食物に注意を払うのが望ましい。
 尚、同じ腹痛でも、虫垂炎等の炎症が原因の場合、温める事は逆効果となるので注意を要する。
 重篤な疾患で無いと診断されていても、慢性に下痢をしてしまう人は、カフェイン等腸を必要以上に刺激してしまう物を避け、高浸透圧の人工甘味料も避けるべきである。
 更に、常用薬副作用によって下痢を引き起こしている可能性もあるので、医師、薬剤師等に相談するべきである。
 東洋医学では下痢は、している場合と、が虚している場合に分けられ、それぞれ、補う方法が異なる為、一律に下痢と診断して治療に当たるのは望ましく無い。
 発展途上国では多くの子供が感染症に寄る下痢の脱水症状で死亡しており、点滴による水分補給も設備面で困難な為に、水分を小腸で吸収させる経口補水塩を用いた治療が行われている。
 経口補水液Oral Rehydration SolutionORS)は、食塩ブドウ糖を混合し、水に溶かした物である。
 これを飲用する事で小腸において水分の吸収が行われる為、主に下痢嘔吐発熱等に寄る脱水症状の治療に用いられる。
 水に溶かす前の状態の物を経口補水塩Oral Rehydration Salts)と言う。

 ・・・まー、兎に角下痢で辛い。
 辛いのよ。
 単なる腹痛と思わないで欲しいな。
 一歩間違えたら脱水等で死ぬ事もある下痢。
 トイレにずううっと籠ってウーンと唸りながらドドドドと出すのを只管待ち、出た後は暫く座って残りを出す・・・何とも辛い。
 単にアイス食ったから下痢になったとかじゃ無くて、ちゃあんと医学的な事情が以上挙げた様に盛り沢山ある為、下痢と言っても馬鹿にはしてはいけないよ!
部位別に見る腹痛と病気の関係イラスト
 臭いやら汚いやらのイメージが先走るが、内実はキッツイ体の不調なので、体を労わる事を大事にしましょうね。

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