その他の症状には多食症(空腹感の増加)、疲労感、傷が治らない又は治り難い事が含まれる。
殆どの症状は少しずつ現れる。
非ケトン性高浸透性昏睡状態が突然発症する事があるが糖尿病性ケトアシドーシスは稀である。
喉が渇く・・・と言うか、「何か飲みたい」と言う想いが自動的に稼働して飲む・・・みたいな感じです。
なので側に飲み物があれば自動的に手が伸びて飲む、みたいな。
しかも飲み物はジュースやコーラ等糖分の入った甘いヤツ。
ミネラルウォーターや茶じゃ何か嫌(飲まない訳では無くて、水やお茶よりジュース飲みてぇ~って感情)で、甘さの感じる飲み物を飲む。
その量は、1.5~2㍑ペットボトル飲料を1日4~6本飲む。
勿論、食事の際水やらお茶も飲むから、それを合わせるともっと飲んでる感じ。
分かり易く言えば、飲み会等で烏龍茶頼む際、お得だからとピッチャーで頼む事あるでしょ?
ピッチャーとは、耳型の取っ手と注ぎ口をもつ水差し、若しくは2つの取っ手を持つ陶器製の液体容器。
認定や選択の象徴とされている。
ジャグとも呼ばれる。
前者はドリンクピッチャー、後者はクッキングピッチャー等とも呼ばれる。
フランス語ではカラフェと言う。
ドリンクピッチャーは用途に応じて、それぞれ、水を入れる為の物はウォーターピッチャー、お茶を入れる為の物はティーピッチャー、コーヒーを入れる為の物はコーヒーピッチャー、牛乳を入れる為の物はミルクピッチャー、ジュースを入れる為の物はジュースピッチャー、居酒屋等でビールやカクテル等の酒類を入れる為の物はビールピッチャーとも呼ばれる。
この内ミルクピッチャーは、コーヒー茶碗及び受け皿、コーヒーポット、砂糖入れと共に組物としてコーヒーセットを構成する。
又、ミルクピッチャーは、紅茶碗及び受け皿、ティーポット、砂糖入れと共に組物として紅茶セットを構成する。
瓶状の水差しの口の部分に蓋と兼用のコップを被せた物は冠水瓶と言う。
あのピッチャーを一人で飲む、そんな感じ。
・・・そりゃもう一日中ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク飲んでる感じ。
一種類じゃ飽きるから、スーパーでコーラ、はちみつレモン、メッツ、なっちゃん、クー・・・とか違う種類を買って飲んでた。
車の中に1.5㍑ペットボトルを何本も置いて、運転中とか飲んでる。
・・・ある日、食べ物屋でMIXお好み焼き大盛り&桃ジュース(ピッチャーサイズ)飲食してたら、段々と体が苦しくなって、席で横に倒れてしまった。
流石にこれはヤバイのではないかと感じて、医院で血糖値測定して貰ったら
医者「血糖値計れません」
辛抱「?」
医者「ここの機械では血糖値600迄しか測定出来ません。なので大病院で診察して貰って下さい」
辛抱「オウ」
通常そこら辺にあるクリニックの血糖値測定器のMAX値は600迄だそうな。
要はよくある体重計のMAX測定大体150㎏ぐらいでしょう?
体重に例えれば150㎏以上あるよってヤツ。
こりゃ重い!・・・いや、こりゃ不味い!!
何せ安田大サーカスのクロちゃんが血糖値200前後で医者に匙投げられてるのに、600オーバーなぼくの明日はどっちなんだって。
そこで石川県立中央病院を紹介して貰って出掛けたのであった・・・
グルコースは、分子式 C6H12O6を持つ単純な糖である。
ブドウ糖とも呼ばれる。
グルコースは血糖として動物の血液中を循環している。
グルコースは細胞呼吸{酸素は地球誕生時の大気には今より少ない濃度しか存在していなかった。然し、植物の様な光合成を行うものが出現した事で大気には徐々に酸素が蓄積された。本来、酸素は強い酸化力を持った毒性の強い気体である。然し、一部の生物は酸素を利用した酸化過程を通じて大きなエネルギーを利用出来る様になった。現在、酸素を利用した代謝の出来る生物は細胞内のミトコンドリアにより炭水化物を酸化し、最終産物として二酸化炭素 (CO2) と水を排出する。青酸(シアン化水素酸)はミトコンドリアの電子伝達系を阻害する為、好気的な生物にとって猛毒である。狭義には好気呼吸(こうきこきゅう)、酸素呼吸等酸素を用いる呼吸となる。広義には細胞の行う異化代謝系全てを指すが、狭義に用いられる場合が多い}為の最も重要なエネルギー源である。植物ではデンプン、動物ではグリコーゲンの様なポリマーとして貯蔵される。
健常なヒトの場合、空腹時血糖値は大凡(おおよそ)80-100mg/dL程度であり、食後は若干高い値を示す。
ヒトの血糖値は、血糖値を下げるインスリン、血糖値を上げるグルカゴン(インスリンとは反対に血糖値が下がって糖を必要とする様になった時に肝細胞に作用してグリコーゲンの分解を促進する)、アドレナリン(副腎髄質より分泌されるホルモンであり、又、神経節や脳神経系における神経伝達物質でもある。分子式はC9H13NO3である。ストレス反応の中心的役割を果たし、血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開きブドウ糖の血中濃度(血糖値)を上げる作用等がある)、コルチゾール、成長ホルモンといったホルモン(狭義には生体の外部や内部に起こった情報に対応し、体内において特定の器官で合成・分泌され、血液等体液を通して体内を循環し、別の決まった細胞でその効果を発揮する生理活性物質を指す。ホルモンが伝える情報は生体中の機能を発現させ、恒常性を維持する等、生物の正常な状態を支え、都合良い状態にする重要な役割を果たす)により、非常に狭い範囲の正常値に保たれている。
体内におけるグルコースはエネルギー源として重要である反面、高濃度のグルコースは糖化反応(酵素の触媒作用に制御されたタンパク質や脂質への糖の付加はグリコシル化反応として区別される。グリコシル化反応では特定の位置に糖が結合し、元の分子の働きを損なう事は無いのに対して、糖化反応ではランダムに結合し、分子の働きを損なう事もある)を引き起こし微小血管に障害を与え生体に有害である為、インスリン等に寄りその濃度(血糖)が常に一定範囲に保たれている。
名前はラテン語の insula (島)に由来する。
C-ペプチドは、インスリン生成の際、プロインスリンから切り放された部分を指す。
生理作用としては、主として血糖を抑制する作用を有する。
又、骨格筋におけるアミノ酸、カリウムの取り込み促進とタンパク質合成の促進、肝臓における糖新生の抑制、グリコーゲンの合成促進・分解抑制、脂肪組織における糖の取り込みと利用促進、脂肪の合成促進・分解抑制等の作用により血糖を抑制し、グリコーゲンや脂肪等の各種貯蔵物質の新生を促進する。
腎尿細管におけるNa再吸収促進作用もある。
体内でのグルコースは、エネルギー源として重要である反面、高濃度のグルコースはそのアルデヒド基の反応性の高さの為生体内のタンパク質と反応して糖化反応を起こし、生体に有害な作用(糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症の微小血管障害)をもたらす為、インスリンの分泌によりその濃度(血糖)が常に一定範囲に保たれている。
インスリンは血糖値の恒常性維持に重要なホルモンである。
逆にインスリンの分泌は血糖値の上昇に依存する。
インスリンはタンパク質である為、消化管内で速やかに分解される為経口投与不可能である。
その為皮下注射によって投与する事が多い。
血糖上昇に対する防御機構を、動物は殆ど備えていない。
例えばヒトの場合、健康な人は糖質1g で 1mg/dl の血糖値上昇が生じ2型糖尿病患者では糖質1g で 3mg/dl 上昇する。
例えば、糖がたっぷりの清涼飲料水を毎日大量に飲んだり、アイスクリームの大量摂食で容易に糖尿病性ケトアシドーシスと言った重篤な疾患を起こし得る事が知られており、これはペットボトル症候群と呼ばれ、進行すると2型糖尿病を発症する。
血糖値が高くなった時、それを調節するホルモンはインスリンだけである。
このたった1つの調節メカニズムが破綻した場合、糖尿病を発症する事になる。
低血糖における四重の回避メカニズムとは対照的である。
つまり尿糖は糖尿病の原因では無く結果である。
例として、スクロース(ショ糖)180g程度以上を一度に摂取すると健常人であっても一過性の糖尿を生ずる。
これは食品成分表のコーラ・缶コーヒー等に示される量を基にすると2.5リットル前後(約1100kcal)に相当する。
消渇(しょうかつ)は、現在では糖尿病を指す言葉として用いられている。
古今方彙(『万病回春』を日本的にアレンジした江戸時代の代表的な処方集で甲賀通元<健斎>によるもの、後漢から唐、宋、金元時代や清朝初期迄の多くの医書から多くの処方を集大成したもので、基本的には温補派の考えなんだけど、日本人や風土や習慣に合わせ、寒涼・滋陰・瀉下の薬や、オリジナル処方へ加減方法に著者独自の工夫が見られる)では「口渇甚だしく排尿回数多きもの」を指している故に現代医学の病名に比較すれば糖尿病に匹敵するが、実際には腎機能障害、心臓血管不全、水分代謝中枢障害が原因となって起こる口渇と多尿の証候を意味している。
東洋医学では消渇と呼ばれる。
糖尿病は高血糖そのものによる症状を起こす事もある他、長期に渡ると血中の高濃度のグルコースがそのアルデヒド基の反応性の高さの為血管内皮のタンパク質と結合する糖化反応を起こし、体中の微小血管が徐々に破壊されて行き、糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症等に繋がる。
糖尿病患者の90%は2型であり、これは予防可能な病気である。
2型糖尿病の予防や軽減には、健康的な食事、適度な運動、適切な体重管理、禁煙が有効である。
世界における有病率は9%であり3億4,700万人、世界のDALYの19位を占め(1.3%)、2012年は150万人が糖尿病により死亡した。
糖尿病による死者の8割は中低所得国であり、さらにWHOは2030年には世界第7位の死因となると推定している。
色々な理由によってこの調節機構が破綻すると、血液中の糖分が異常に増加し、糖尿病になる。
糖尿病は1型と2型があり、この調節機構の破綻の様式の違いを表している。
一方2型糖尿病では、肥満等を原因として、膵臓のランゲルハンス島(膵島)にあるβ細胞からのインスリン分泌量が減少し、筋肉、脂肪組織へのグルコースの取り込み能が低下(インスリン抵抗性が増大)し、結果として血中のグルコースが肝臓や脂肪組織でグリコーゲンとして貯蔵されず、血中のグルコースが正常範囲を逸脱して高い血糖値(空腹時血糖≧126mg/dL、HbA1c≧6.5%、経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)で2時間値が200mg/dL以上等)となり、糖尿病となる(正常値:空腹時血糖60〜100mg/dL、HbA1c4.6〜6.2%、75gOGTTの2時間値が140mg/dL以下)。
HbA1cは、1〜2か月前の血糖コントロール状態が反映される。
その他にも、妊娠糖尿病があり、妊娠糖尿病は、妊娠後初めて糖尿病には至らない程度の耐糖能異常が生じたもので、児の過剰発育による周産期のリスクが高く、出産後に糖尿病を発症するリスクも高い為、厳格な血糖管理が行われる。
又、妊娠前に糖尿病と診断されていた女性が妊娠したものを糖尿病合併妊娠と言う。
「糖尿病」の名称は、血糖が高まる結果、尿中に糖が排出される事に由来する。
1型糖尿病の場合、放置すると容易に急激な高血糖と生命の危険も伴う意識障害を来す糖尿病性ケトアシドーシスが起こる為、インスリン注射等に寄り血糖値をコントロールする事が基本的な治療目標となる。
一方2型糖尿病においては、治療せず長期に放置すると糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症等の糖尿病慢性期合併症の起こる頻度が多くなる為、生活習慣の是正、経口血糖降下薬やインスリン注射により血糖値をコントロールする事で合併症を防ぐ事が治療目標である。
長期的に落ち着いている1型糖尿病においては、やはり治療目標は2型と同様のものになる。
さあ、大変だ!!