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肺血栓塞栓症(はい・けっせん・そくせん・しょう) 上記の様に、死亡の危険性が高い疾患である。 塞栓をきたす血栓が大きい場合は即死をきたす事があり、原因も不明な場合が多い。 欧米では循環器疾患による死亡原因として3番目に多い。 肺組織が壊死に陥る事(肺梗塞。Pulmonary Infarction:PI)が10-15%に認められる。肺梗塞は比較的末梢の肺動脈閉塞や、ベースに心疾患や呼吸器疾患を有している場合に生じ易い。 肺動脈血栓塞栓症の成因としてはヒラメ筋静脈血栓が屡(しばしば)見られる。 深部静脈血栓症(しんぶ・じょうみゃく・けっせん・しょう) 深部静脈(大腿静脈・膝窩静脈等、体の深部にある静脈)に血栓が出来る病気。 肺血栓塞栓症の主な原因である。 肝静脈に血栓が出来るとバッド・キアリ症候群(門脈圧亢進症<もんみゃく・あつ・こうしん・しょう>は、門脈圧が上昇する疾患群)を起こす。




断層(地下の地層若しくは岩盤に力が加わって割れ、割れた面に沿ってずれ動いて食い違いが生じた状態)の破壊は震源となる場所一か所で起こるものでは無いので、断層の破壊が最初に発生した場所を震源と言い、断層が破壊した領域を震源域と呼ぶ。
基本的に規模が大きくなる程震源域も大きくなる。
M8を超える様な巨大地震の場合、数百kmに及ぶ事もある。
前震(本震の前に起こる地震の事。比較的小さな地震(前震)が断層の一部を破壊したり断層にかかる応力を変化させ、より大きな規模の地震を引き起こすきっかけとなっているのではないかと考えられている)であったと考えられるとする見解を発表している。
- 熊本市立熊本市民病院では建物が傾き、倒壊の恐れがあるとして自衛隊等により患者の移送が成された。又、御船町の希望ヶ丘病院でも倒壊の恐れが出ている他、益城病院や益城中央病院でも停電などが発生しており、患者を避難させる等の対応を取っている。
- 藤崎台県営野球場は、バックスクリーンの壁の一部が剥がれ落ちる被害があった。その後の調査では、内野観覧席の破損、外野グラウンドの隆起、照明灯の落下といった被害も明らかとなった。尚、この影響で4月19日に藤崎台で行われる予定だったセントラル・リーグ公式戦・読売ジャイアンツVS中日ドラゴンズ戦が中止となった。
- 宇土市では、市役所の庁舎が半壊した。
- 西原村の農業用ダム・大切畑ダムでは大量の漏水が確認され、800人に避難指示が出された。
- 熊本競輪場では特別観覧席にある配水管が損傷し床が水浸しになった他、窓ガラスが全て破損した為バンク内にも破片が飛び散った。この影響で同競輪場に於ける他場開催の場外車券発売を中止し、施設を暫定的に4月29日迄閉場した全てを復旧させるには数か月の期間を要する事か5月に予定されていた開催は中止となる見込み。
- 八代市では、市役所の本庁舎に亀裂が入り、倒壊する恐れが出てきた為、市の機能を千丁支所と鏡支所に移転した。
- 熊本城では、天守閣の屋根瓦が崩れた上に屋上にあったしゃちほこ
が落下し、石垣が少なくとも6か所で崩れ、塀が100mに渡って倒壊した。更に16日の本震で、築城当初から残っていた重要文化財の東十八間櫓・北十八間櫓が倒壊し、隣の熊本大神宮の社務所を押し潰した。
- 熊本洋学校教師館ジェーンズ邸
は、14日の前震で壁が崩壊する被害があり16日の本震では建物が崩落した。
- 阿蘇神社では、重要文化財の楼門と拝殿が全壊した。
・・・熊本県内では14日の前震により、益城町と熊本市で計9人の死亡が確認されている。
熊本市に寄ると、同市内の病院には同日23時頃現在、地震で重軽傷を負った70人以上が運ばれていると言う。
16日の本震では、4月20日迄に39人の死亡が確認され、前震と合せて48人の死亡が確認された。
又、避難生活によるストレスや病気等の震災関連死により亡くなったと見られる人が4月21日現在10人に上っている。
前震・本震・余震、合わせての死傷者は1100人を超えている。
負傷者は熊本県内だけで無く、佐賀県、大分県、福岡県、宮崎県でも出ている。
16日未明の地震後、避難者は最多で18万3882人に上った。
19日12時現在、熊本県の避難者は計約11万6900人、大分県の避難者は812人となった。
衛生管理が悪い避難所もあり、又、損傷でガスや水道が使えない一部の病院もあると言われる。

阿蘇市には避難所が26個所あり、農村環境改善センターの避難所には16日から避難者が急増し約1300人となった。
同避難所で17日、77歳の女性が死亡し、ストレス等による災害関連死とみられる。
地震後に車中泊で避難生活を送る被災者もおり、理由として避難所では他人に気を使う事、車だと直ぐに逃げられる事、余震で避難施設が損壊する事がある。
益城町のグランメッセ熊本の駐車場では18日現在、数千人が車中泊している。
19日、車中泊をしていた50代の女性1人がエコノミークラス症候群で死亡し、19日迄に同症候群とみられるのは18人となった。
静脈血栓塞栓症(じょうみゃく・けっせん・そくせん・しょう)とは、肺血栓塞栓症(Pulmonary embolism:PE)と深部静脈血栓症(Deep vein thrombosis:DVT)を併せた疾患概念である。

先天的要因としては、プロテインC、プロテインS、アンチトロンビン等の線溶系因子の先天的低下、欠損等が見られる(日本人では凝固第V因子の異常である Factor V Leidenはみつかっていない)。
後天的要因としては、ループスエリテマトーデス、抗リン脂質抗体症候群、血管炎症候群等の膠原病・自己免疫疾患等がある。
この血栓の全部又は一部が千切れ、血流に乗って下大静脈→心臓を通り抜け、肺へ流れつき、肺動脈が詰まると、肺塞栓症となる。
この血栓の全部又は一部が千切れ、血流に乗って下大静脈→心臓を通り抜け、肺へ流れつき、肺動脈が詰まると、肺塞栓症となる。
肺動脈が詰まるとその先の肺胞には血液が流れず、ガス交換が出来無くなる。
又、肺の血管抵抗が上昇して全身の血液循環に支障をきたす。
軽度であれば胸やけや発熱程度で治まるが、最悪の場合は死亡する。
早い話が、エコノミー症候群にかかると「筋肉の間や中にある深い部分の静脈が、何らかの原因で血流が悪くなり、その状態が続いた時に血栓が出来る」。
血栓が出来るだけならいいが、問題は血栓が剥がれて肺に血液を送る血管に蓋をしてしまう可能性がある事!
即ち出来た血栓が血管を塞いで呼吸困難になり死ぬと!!
足の静脈に出来た血栓が剥がれて、それが肺の血管を塞いでやがて死を齎すと言う流れになっている!